アメリカ大学留学費用3000万円の現実と奨学金や割引制度まとめ

アメリカの大学留学費用3000万円という現実を考えるへらじか 30代からの資産運用

あるアメリカ人との会話をきっかけに、子供の将来の学費について書いたこちらの記事。

令和元年に子供の英語教育とアメリカの学費を真剣に考える
出張先のアメリカで、2人の娘を持つ他社の方と教育費について話す機会がありました。将来わが子には海外に出てほしいという漠然とした気持ちと、そこにかかるお金というリアルのはざまで考えたことを残しておきます。年間500万円の大学の学費を払...

要旨をまとめると、

  • アメリカ人との会話で大学の学費が年間500万円と聞く
  • 我が家の家計にあてはめて、生々しくシミュレーション
  • 1人留学させるのもギリギリ、さてどうする?

という内容。この内容に対してTwitter上で多くの反響をいただきました。

特に海外の大学経験者や親世代、在米の方を中心に、現在の学費の相場や見落としがちな寮費・生活費の情報も教えていただくことができました。

自信が駐在という形で海外に触れ、我が子にも漠然と海外キャリアをと考えていた折、わずか数日で大変貴重な情報や意見が集まったことに感謝です。

これを失わせるのはもったいないくらいの情報なので、頂いたコメントや情報のまとめと、それらを受けて考えたことを残しておきます。

※リプライやRTの引用NGの方はお知らせください。

新しい時代に向け子供の将来の海外キャリアについて漠然と考え始めた方の参考になれば幸いです。

年間500万円では甘い、寮費や食費込みで700万円が相場

家計シミュレーションの前提としていた年間500万円という金額では足りない、という情報を複数いただきました。

寮費や食費込みで年間で約700万円。

休暇時期の帰省費用なんかも考慮すると、4年間でトータル3000万円が相場という声が多数。

厳しい現実ですが、知らずにいるより早めに覚悟ができるので良かったとも考えられます。

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思い返すと、出張中に話したアメリカ人も娘さんは自宅から通っているという条件で500万円と言っていたような。

日本からの留学や、アメリカ在住であっても州外の大学へ行くとなると、諸々のお金がかかるのは納得です。

必要な金額を少なく見積もってしまうところだったので、情報に助けられました。

とは言え、その金額を出せるかどうかは別の話。

我が家の家計シミュレーションに落とし込むと、1人でさえ厳しいのがすでに見えてきます。思わず唸ってしまいますね。

 

あらためてアメリカの学費や物価の高さを見せつけられているところに、こんな意見も複数いただきました。

アメリカ留学は費用対効果が悪いという説

大学の学位に対して3000万円を投資する価値があるのかどうか。

もちろん4年間の学生生活には学士資格の取得だけではなく、お金に換算できない多くの経験がセットになるので一概に費用対効果のモノサシだけで測ることはできません。

が、非常に重要な問いです。

学士レベルでは給与の良い職にはつけず修士や博士が求められるのでリターンが良くないというご意見。

大学自体の商業化がすすみ、もはや富裕層の贅沢品であるというご意見。

修士までは日本、博士からアメリカが良いというご意見。

我が家はまだ4歳と2歳という幼児なのでぼんやりと海外、としか考えていませんでしたが、卒業後のキャリアなども考えると、避けては通れない問いであり、みなさんの意見にはいずれも納得です。

2015年から駐在員として3年間暮らし、アメリカの物価上昇の片鱗を味わった身としては、現時点で3000万円なら、将来はもっと高くなることに疑いはありません。

各種統計や予測が示すように、我が子らが入学するであろう2040年頃には大学4年間の費用が5000万円になっていてもおかしくありません。

この金額を正攻法で貯めるのは困難を極めそうです。

そうなると、シンプルな解決方法は大きく3つ。

  1. 別の国を選ぶ
  2. 奨学金を受ける
  3. 学士や修士課程を日本で、その後海外へ進む

という方法が考えられます。

アメリカ以外、ヨーロッパやアジアの大学はどうなの?

似た質問をいくつかいただきました。結論から言うと大いにアリです。

ヨーロッパでもいいですし、これからの経済成長を考えればアジアも有望。

ヨーロッパ、アリです!

アジア、アリです!

と、いただいた質問ひとつひとつに答えることで、そんなにアメリカにこだわってはいないんだなという自分自身の気持ちが自覚できてきました。

 

前回の記事での家計シミュレーションははあくまでアメリカ出張中に聞いた1件のサンプルを基にしたこと。そして自分が駐在し影響を受けた国としてアメリカを挙げた次第。

2040年、2050年の経済動向を踏まえて、日本以外の国でも生きていける力を付けられるなら。そして本人が学びたい内容がそこにあるのなら、アメリカにはこだわりません。

 

各国の上位大学には研究やビジネスのために世界中から優秀な学生が集まってくるはず。

その中で揉まれて将来について考える環境があるのなら、反対する理由もありません。

アメリカの大学留学費用

ヨーロッパやアジアを推す理由として費用面も重要な要素です。

日本の私大ほどの学費で通えるのだとすると、我が家の資産状況から見てもかなり現実的な路線。

別途生活費がかかるとしても、アメリカとは比べるべくもなく、安いです。

学費が125万円、生活費込みで年間300万円と見積もっても、3年での修士取得なら1000万円以内になる計算です。

アメリカの3000万円という額と比べると、大きな差。

またここでいただいた情報、国際バカロレアという制度は初耳でしたが、今後必要になりそうなので後日追加調査予定。

 

子供が仮アメリカの大学への入学を決めても、経済的な理由から4年間ずっと通わせられるかどうかわからないという意見・事例も。

非常にリアルですが、知っておかなければならない現実です。

アメリカの大学進学のための奨学金制度は使えるのか

奨学金制度についてはまだ調べ切れていませんが、少なくとも実際に活用されている方からコメントをいただきました。

狭き門かもしれませんが、可能性はゼロではないということに勇気付けられます。

世にある全てのプログラムが掲載されているわけではありませんが、こちらの一覧も紹介いただき、参考になりました。

数としては多くないので、やはり狭き門という印象。

A. 大学学部レベルの奨学金制度| 日米教育委員会 EducationUSA
日米教育委員会は日米両政府からの拠出金により運営され、日米の人物交流による相互理解の促進を目的に、フルブライト奨学金事業、アメリカ留学に関する相談サ-ビス事業を行っています。

学業成績、経済状況、国籍、人格などなど、付与の要件も金額も様々なので、子供の成長に合わせて調べていきたいと思います。

 

「うちには十分なお金がないから海外の大学は諦めて」と言うのと、

「対象は限られるけれど奨学金という手もあるよ」と言うのであれば、後者を選びたい。

 

最終的に選ぶのは子供本人ですが、真正面から希望を潰すことだけはしたくないなあと、いまから考えています。

漠然とした思いから、徐々に具体的な計画へ。親である自分自身も学習中です。

大学は日本で、修士や博士はアメリカという道

このルートは複数の方から推奨いただきました。

修士や博士からアメリカの大学へ行くと、学内での仕事を見つけられたり、場合によっては研究費の給付もあるため、学士の4年間よりは持ち出しが少なくなるとのこと。

子供の将来の専攻や職種次第ですが、これも非常に魅力的なルートです。

自身が大卒の学士なので、修士や博士から海外というのは一般論として理解はできても、研究室での生き方やアカデミックなコネの作り方など具体的な行動まではいまいちイメージできていないのが正直なところ。

ここは同僚の修士や博士にも話を聞きながらイメージを固めていきたいと思います。

 

なお、自分自身が企業からの派遣、駐在員として2015年に渡米しました。

その際に技術職・研究職として「外国人」がアメリカで活躍するのをみた経験から、研究職や専門職として自力でビザを取得し渡米した方を尊敬して止みません。

子供がもしもそのルートを行ってくれるなら、誇らしいことです。勝手な希望ではありますが。

 

費用面で得するその他の留学方法

上に挙げた大きく3つのルート以外にもさまざまな方法を紹介いただきました。

全てを正確に理解できたわけではありませんが、今後深く調べる時のために列挙させていただきます。

Community Collageからの編入

日本で言うところの短大のように、アメリカには2年制のコミュニティカレッジというものが存在します。

ここで得た単位を移行することで、4年制大学の3年生相当へと編入する方法が比較的一般的な模様。

一定以上の成績が必要ですが、トータルで必要な費用を抑えることが可能です。

 

デュアルディグリー(共同学位)制度の利用

これは初耳でしたが、交換留学のような制度でありながら日米双方の大学の学位が取得できる制度が一部の大学に存在するそうです。

導入済み大学の例として、東北大、ICU、慶応大などの名前が挙がっています。

学部や学科の指定があるので、専攻とこの制度が一致するかどうかが課題ですが、費用面を抑えながら実利を取ることのできる方法だと感じます。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/06031717/014/008.pdf

クレジットトランスファー(単位移行)を活用し2年次編入

これも初耳でしたが、文科省に認定された一部の通信制大学の単位を移行することで、アメリカの大学の実質2年次へと編入ができるというもの。

実際にその制度を活用された方から貴重な情報をいただくことができました。

これで留学期間を1年間減らせれば実質的に数百万円の費用削減が可能。

17、18歳での努力量が鍵なので難関コースですが、ぜひ覚えておきたいポイントです。

最後の決め手は本人の意思と努力

皆さんからいただいたご意見や情報を咀嚼している間は感嘆の連続でした。

「そうか、こんなに費用がかかるのか!」

「こんな制度があったのか!」

「言われれば、たしかに・・・」

ということの連続。

子供がまだ小さいうちに、困難さの片鱗と、少しの希望を見出せたことが大きな収穫でした。

そして大学進学にフォーカスしたものの、その前段階の高校の話や、いちばん大事な大学卒業後の就職のことは切っても切れない話です。

いくら努力し、高額な費用を払ってアメリカの大学を卒業しても、それを活かした就職ができなければもったいない話。

アメリカについて言えば、ビザの発給も非常に重要かつ年々難しくなる問題です。

就職まで親である自分も面倒を見きれないので、結局最後は子供本人の意思ということになります。

進学も、その先の仕事についても。

 

となると、中高生までにどれだけ子供たちの興味や関心の幅を広げ、進路選択のためのきっかけを与えてあげられるか。結局いまは、これが親ができる最大限のことになると解釈しました。

 

元々は大学の学費、約3000万円のことを見越した家計のシミュレーションからはじまりましたが、巡りに巡って、その前段階での興味関心の芽を育てたいなという「現在」の育児に直結することに。

リアルなお金の話、それに対して取りうる策と、仕事や生き方について考えるきっかけになりました。

 

国際バカロレアや各種奨学金、デュアルディグリー制度などについては必要時に追加で調べ掲載します。

ここにまとまった情報が、海外キャリアを目指すどこかの子供とその親世代の役に立てば幸いです。

令和元年に子供の英語教育とアメリカの学費を真剣に考える
出張先のアメリカで、2人の娘を持つ他社の方と教育費について話す機会がありました。将来わが子には海外に出てほしいという漠然とした気持ちと、そこにかかるお金というリアルのはざまで考えたことを残しておきます。年間500万円の大学の学費を払...

 

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