あるアメリカ人との会話をきっかけに、子供の将来の学費について書いたこちらの記事。
要旨をまとめると、
- アメリカ人との会話で大学の学費が年間500万円と聞く
- 我が家の家計にあてはめて、生々しくシミュレーション
- 1人留学させるのもギリギリ、さてどうする?
という内容。この内容に対してTwitter上で多くの反響をいただきました。
特に海外の大学経験者や親世代、在米の方を中心に、現在の学費の相場や見落としがちな寮費・生活費の情報も教えていただくことができました。
出張中に聞いたアメリカの学費、大学で年間500万円という現実と、子供には海外に出てほしいという親の願い。
— へらじか@海外マーケ (@moose_fukui) April 19, 2019
4歳2歳の2人の子を持つ身として、真剣にお金のことを考え試算した結果を記事にまとめてみました。
海外志向の子育て世代への課題の投げかけです。https://t.co/NyPElskt4v
自信が駐在という形で海外に触れ、我が子にも漠然と海外キャリアをと考えていた折、わずか数日で大変貴重な情報や意見が集まったことに感謝です。
これを失わせるのはもったいないくらいの情報なので、頂いたコメントや情報のまとめと、それらを受けて考えたことを残しておきます。
※リプライやRTの引用NGの方はお知らせください。
新しい時代に向け子供の将来の海外キャリアについて漠然と考え始めた方の参考になれば幸いです。
年間500万円では甘い、寮費や食費込みで700万円が相場
家計シミュレーションの前提としていた年間500万円という金額では足りない、という情報を複数いただきました。
寮費や食費込みで年間で約700万円。
休暇時期の帰省費用なんかも考慮すると、4年間でトータル3000万円が相場という声が多数。
厳しい現実ですが、知らずにいるより早めに覚悟ができるので良かったとも考えられます。
NYUにお子さんを通わせている同僚で、寮費とミール代込み年間7万ドルと言ってました。
— まのすけ@米国株投資、陸マイラー (@Manosukesan) April 21, 2019
そして今、下のお子さんも受験生で米国の大学を検討中。
1人は何とかなっても2人は辛い。
自分の子供が米国との二重国籍なので、将来希望したらかなり恐ろしいです。
思い返すと、出張中に話したアメリカ人も娘さんは自宅から通っているという条件で500万円と言っていたような。
日本からの留学や、アメリカ在住であっても州外の大学へ行くとなると、諸々のお金がかかるのは納得です。
必要な金額を少なく見積もってしまうところだったので、情報に助けられました。
とは言え、その金額を出せるかどうかは別の話。
我が家の家計シミュレーションに落とし込むと、1人でさえ厳しいのがすでに見えてきます。思わず唸ってしまいますね。
あらためてアメリカの学費や物価の高さを見せつけられているところに、こんな意見も複数いただきました。
アメリカ留学は費用対効果が悪いという説
大学の学位に対して3000万円を投資する価値があるのかどうか。
もちろん4年間の学生生活には学士資格の取得だけではなく、お金に換算できない多くの経験がセットになるので一概に費用対効果のモノサシだけで測ることはできません。
が、非常に重要な問いです。
学士レベルでは給与の良い職にはつけず修士や博士が求められるのでリターンが良くないというご意見。
今のアメリカの大学(BA取得)はコストに対してのリターンが低いと感じます。高所得を得るには修士かPhD必要だし、だったら卒業資格はどこかの国でとって、必要なら修士からアメリカで、というのが合理的なのでは。
— 筋トレ&テニス&アメリカ生活 (@KTYJIUSA) April 21, 2019
学費と教育の質を考慮すると、ドイツ留学が良いのでは?と思ってます。
大学自体の商業化がすすみ、もはや富裕層の贅沢品であるというご意見。
アメリカの有名私立大学は完全に商業化していますよね。超階層社会、超学歴社会で、有名私立大学は富裕層の贅沢品になりつつある気がしています。入学審査に、親の収入額を確認する大学も出てきてると聞きました(多額の寄附金を期待できるから) 。夢の国、恐ろしやです。
— YOKOKO (@aiyatiergarten) April 21, 2019
修士までは日本、博士からアメリカが良いというご意見。
米国の大学はコスパ悪いので初めから除外してました。行くとしても、日本で修士まで行ってドクターからが良いかなぁと。こっちが生活のベース拠点になって州立にin stateの費用で行ければありかな、くらいの感覚です。
— mhl@元カリフォルニア移民 (@mhl_bluewind) April 20, 2019
我が家はまだ4歳と2歳という幼児なのでぼんやりと海外、としか考えていませんでしたが、卒業後のキャリアなども考えると、避けては通れない問いであり、みなさんの意見にはいずれも納得です。
コメント欄で教えていただきましたが、寮費やらなんやらで年間700万円以上、トータル3000万円が平均のようですね。
— へらじか@海外マーケ (@moose_fukui) April 21, 2019
これまで漠然と「子供がアメリカの大学を希望したら行かせたいなあ」などと夢見ていましたが「なあ」なんてゆるいことを言ってたら叶わない額だと身が引き締まりました。 https://t.co/WLNdSkid15
2015年から駐在員として3年間暮らし、アメリカの物価上昇の片鱗を味わった身としては、現時点で3000万円なら、将来はもっと高くなることに疑いはありません。
各種統計や予測が示すように、我が子らが入学するであろう2040年頃には大学4年間の費用が5000万円になっていてもおかしくありません。
この金額を正攻法で貯めるのは困難を極めそうです。
最大限に切り詰め、ただひたすら地味コツに貯金と資産運用が1つの解のように見えて、それはまるでひのきの棒でダンジョンをクリアするようにも思えたりします。銅の剣買った方が良いですね。攻略本が無いので皆さんのツイートを参考に考え中です。
— ゆーたろー (@Utaro_Cambridge) April 21, 2019
そうなると、シンプルな解決方法は大きく3つ。
- 別の国を選ぶ
- 奨学金を受ける
- 学士や修士課程を日本で、その後海外へ進む
という方法が考えられます。
アメリカ以外、ヨーロッパやアジアの大学はどうなの?
似た質問をいくつかいただきました。結論から言うと大いにアリです。
ヨーロッパでもいいですし、これからの経済成長を考えればアジアも有望。
ヨーロッパ、アリです!
アジア、アリです!
と、いただいた質問ひとつひとつに答えることで、そんなにアメリカにこだわってはいないんだなという自分自身の気持ちが自覚できてきました。
前回の記事での家計シミュレーションははあくまでアメリカ出張中に聞いた1件のサンプルを基にしたこと。そして自分が駐在し影響を受けた国としてアメリカを挙げた次第。
2040年、2050年の経済動向を踏まえて、日本以外の国でも生きていける力を付けられるなら。そして本人が学びたい内容がそこにあるのなら、アメリカにはこだわりません。
各国の上位大学には研究やビジネスのために世界中から優秀な学生が集まってくるはず。
その中で揉まれて将来について考える環境があるのなら、反対する理由もありません。
ヨーロッパやアジアを推す理由として費用面も重要な要素です。
日本の私大ほどの学費で通えるのだとすると、我が家の資産状況から見てもかなり現実的な路線。
別途生活費がかかるとしても、アメリカとは比べるべくもなく、安いです。
我が家は英語の国際バカロレアを取りオランダの大学に進学しました。学士課程は3年(最短で)、学費は年約1万ユーロ(125万円)です。ヨーロッパは英語で学位が取れるコースが増えています。
— Hidecha (@hindeyh) April 21, 2019
学費が125万円、生活費込みで年間300万円と見積もっても、3年での修士取得なら1000万円以内になる計算です。
アメリカの3000万円という額と比べると、大きな差。
またここでいただいた情報、国際バカロレアという制度は初耳でしたが、今後必要になりそうなので後日追加調査予定。
子供が仮アメリカの大学への入学を決めても、経済的な理由から4年間ずっと通わせられるかどうかわからないという意見・事例も。
非常にリアルですが、知っておかなければならない現実です。
経済的に四年間通えるかわからないので、もし途中でやめることになってしまってもそれまでに学べることは一分一秒でも無駄にしないでね、と娘には言ってあります。一年後、四年後、10年後のことは予測不可能ですので、いまやれることをやるだけです。
— Nana (@nanamax928) April 22, 2019
アメリカの大学進学のための奨学金制度は使えるのか
奨学金制度についてはまだ調べ切れていませんが、少なくとも実際に活用されている方からコメントをいただきました。
狭き門かもしれませんが、可能性はゼロではないということに勇気付けられます。
いま娘がアメリカの大学に行っていますが、事実500万の学費とプラス生活費が年間100万かかります。奨学金が半分ぐらいカバーしてくれますが、それでも日本の大学よりはるかに高い!異常な世界ですよね
— Nana (@nanamax928) April 22, 2019
ありがとうございます。僕の場合は奨学金を貰えたのでなんとか今の大学に通えている状態です。アメリカの大学は確かに魅力的ですが、日本やその他の国の大学でも同等かそれ以上の教育を受けることが出来ると思うので、アメリカにこだわる必要そこまでないと感じています。
— Tsukamaro@PA (@zkamaroon439) April 21, 2019
世にある全てのプログラムが掲載されているわけではありませんが、こちらの一覧も紹介いただき、参考になりました。
数としては多くないので、やはり狭き門という印象。
学業成績、経済状況、国籍、人格などなど、付与の要件も金額も様々なので、子供の成長に合わせて調べていきたいと思います。
「うちには十分なお金がないから海外の大学は諦めて」と言うのと、
「対象は限られるけれど奨学金という手もあるよ」と言うのであれば、後者を選びたい。
最終的に選ぶのは子供本人ですが、真正面から希望を潰すことだけはしたくないなあと、いまから考えています。
漠然とした思いから、徐々に具体的な計画へ。親である自分自身も学習中です。
第二子誕生を前に漠然と考えていた事とドンピシャな記事。
— てつを (@tetsusa2019) April 20, 2019
アメリカかどうかは別にしても親としては子供達には是非グローバルに生きてほしいしと思うし、そうでなかったとしても望む道を全力でサポートしてあげたい。
それもこれも先立つ物あってこそ。
在米中にある程度の方向性は見出したい。 https://t.co/KQbQA3ZJc2
大学は日本で、修士や博士はアメリカという道
このルートは複数の方から推奨いただきました。
修士や博士からアメリカの大学へ行くと、学内での仕事を見つけられたり、場合によっては研究費の給付もあるため、学士の4年間よりは持ち出しが少なくなるとのこと。
子供の将来の専攻や職種次第ですが、これも非常に魅力的なルートです。
日本の大学出て、海外の大学院に行く
— 闇落ちエンジニア (@dokuemon211) April 21, 2019
or
ヨーロッパの大学を通信制で卒業
が、比較的お金かからない方法かな。 https://t.co/HVtYAGl66d
日本の国立大学部卒→米国公立大修士(夏講義含め1年で修士取得)がコスパ良いかも(学費が高いUC系列除く)。
— su7pong (@su7pong) April 21, 2019
本事例では日本の学部同期より少し遅く修士課程が始まるが結果的に半年早く修士取得し、日系企業就職なら半年間放浪可。
留学が短期のため元々英語素養のある幼少期渡米者等に有効か。 https://t.co/r5mqhm8a5u
自身が大卒の学士なので、修士や博士から海外というのは一般論として理解はできても、研究室での生き方やアカデミックなコネの作り方など具体的な行動まではいまいちイメージできていないのが正直なところ。
ここは同僚の修士や博士にも話を聞きながらイメージを固めていきたいと思います。
なお、自分自身が企業からの派遣、駐在員として2015年に渡米しました。
その際に技術職・研究職として「外国人」がアメリカで活躍するのをみた経験から、研究職や専門職として自力でビザを取得し渡米した方を尊敬して止みません。
子供がもしもそのルートを行ってくれるなら、誇らしいことです。勝手な希望ではありますが。
費用面で得するその他の留学方法
上に挙げた大きく3つのルート以外にもさまざまな方法を紹介いただきました。
全てを正確に理解できたわけではありませんが、今後深く調べる時のために列挙させていただきます。
Community Collegeからの編入
日本で言うところの短大のように、アメリカには2年制のコミュニティカレッジというものが存在します。
ここで得た単位を移行することで、4年制大学の3年生相当へと編入する方法が比較的一般的な模様。
一定以上の成績が必要ですが、トータルで必要な費用を抑えることが可能です。
ところで、ふと思ったんですけど、バージニア州ではguaranteed admission というプログラムがあってNorthern Virginia Community College で2年間勉強して、その間に行きたい大学から指定されているGPA を保ってれば(他にも細かいルールがあるみたいですが) バージニアの州立大学や
— もーちゃん (@mochan64) April 22, 2019
提携している私立大学に3年生から行けるんだそうです。そうすると、2年分の学費で有名な大学から学位が取れるというもので、最近そういう学生が増えている気がします。うちの大学でも過去に西海岸のコミカレから転校して来た学生が何人かいます。
— もーちゃん (@mochan64) April 22, 2019
因みにへらじかさんのツイート欄で気になったのがアメリカの名門であるUCLAやUCBですが基本はCA州のコミュニティカレッジから編入するのが王道です。一年時から入る学生はin stateの住民か経済的に余裕がありすぎる家庭か、もしくは勉学がオールA、スポーツに秀でている方が奨学金制度で入学します。
— dacchiki (@lifepartnernews) April 21, 2019
デュアルディグリー(共同学位)制度の利用
これは初耳でしたが、交換留学のような制度でありながら日米双方の大学の学位が取得できる制度が一部の大学に存在するそうです。
私はもしこれから日本に戻るとすれば下記にあるようなディュアルディグリープログラムを目指す方向で考えます。
— 脂スライムの2020年は出世かクビか。波乱の一年の幕が開く。 (@abulaslime) April 20, 2019
留学を2年に短縮する事で費用を節約しながら実を取り、交換留学とは異なり留学先の学位を取ることで名も取れる、バランスの良いプログラムだと思います。https://t.co/Cg4pttvNrq
導入済み大学の例として、東北大、ICU、慶応大などの名前が挙がっています。
学部や学科の指定があるので、専攻とこの制度が一致するかどうかが課題ですが、費用面を抑えながら実利を取ることのできる方法だと感じます。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/06031717/014/008.pdf
クレジットトランスファー(単位移行)を活用し2年次編入
これも初耳でしたが、文科省に認定された一部の通信制大学の単位を移行することで、アメリカの大学の実質2年次へと編入ができるというもの。
実際にその制度を活用された方から貴重な情報をいただくことができました。
この問題はかなり家庭経済に影響するんですよね。なのでグリーンカードを家族申請してtuitionをin state feeにする家庭もいますし。
— dacchiki (@lifepartnernews) April 21, 2019
後はアイビーリーグ以外なら日本の文科省に認可されてる通信制の放送大学とか産業能率大学で単位とって移行すると数百万節約できるという技を知ってほしい。 https://t.co/pM55OjGS7E
例えば、仮の話になりますが将来お子様が高校2年生の時にアメリカ留学を決意するとします。(その時ご家族は日本にいる設定です。)
— dacchiki (@lifepartnernews) April 21, 2019
いくつかの通信制は高校生から単位取得できるとします。TOEFLやSATの条件がクリアできつつ通信制の単位を40クレジットを卒業するまでに取得したとします。続く
その取得したと40クレジットのうち30クレジットがうまくトランスファーできたとすると(一般教養科目に関してはほぼされます。)、お子様は実質大学2年生になります。話はそれましたが私の言いたいことは伝わったと思います。unofficialな成績表ですが証拠として後で画像貼っておきます。
— dacchiki (@lifepartnernews) April 21, 2019
これで留学期間を1年間減らせれば実質的に数百万円の費用削減が可能。
17、18歳での努力量が鍵なので難関コースですが、ぜひ覚えておきたいポイントです。
最後の決め手は本人の意思と努力
皆さんからいただいたご意見や情報を咀嚼している間は感嘆の連続でした。
「そうか、こんなに費用がかかるのか!」
「こんな制度があったのか!」
「言われれば、たしかに・・・」
ということの連続。
子供がまだ小さいうちに、困難さの片鱗と、少しの希望を見出せたことが大きな収穫でした。
備忘としてRT
— へらじか@海外マーケ (@moose_fukui) April 22, 2019
ブログ/Twitter投稿からわずか数日で海外の大学の費用についての情報がTL上に集まるように。
その分野について自分の目が開いたのもあるけれど、集合知の強さと早さに驚くばかりの数日間。 https://t.co/EsaDXm9rmI
そして大学進学にフォーカスしたものの、その前段階の高校の話や、いちばん大事な大学卒業後の就職のことは切っても切れない話です。
いくら努力し、高額な費用を払ってアメリカの大学を卒業しても、それを活かした就職ができなければもったいない話。
アメリカについて言えば、ビザの発給も非常に重要かつ年々難しくなる問題です。
この辺は大学卒業後のキャリアをどうしたいのかで最適解は変わってくるのかなと…
— アメリカ人の夫@米国永住 (@onigiri500vc) April 21, 2019
日本に戻る前提なら、専攻も国も選択肢があると思いますが、卒業後に現地に就職したいならビザが出やすい専攻を17-18歳で決めておく必要があると思います。そもそも院卒じゃないと評価されない専攻もありますし。
横から失礼します:アメリカ学費も高いのですが卒業後もビザ取得が難しい現実があります。お子さんがアメリカで就職したい、という時にビザが!という問題が出てくる事も。カナダの方が卒業後のビザ状況はもうちょっと優しいようです(そして学費も米よりは低い)
— monta (@monta_neko) April 21, 2019
就職まで親である自分も面倒を見きれないので、結局最後は子供本人の意思ということになります。
進学も、その先の仕事についても。
となると、中高生までにどれだけ子供たちの興味や関心の幅を広げ、進路選択のためのきっかけを与えてあげられるか。結局いまは、これが親ができる最大限のことになると解釈しました。
元々は大学の学費、約3000万円のことを見越した家計のシミュレーションからはじまりましたが、巡りに巡って、その前段階での興味関心の芽を育てたいなという「現在」の育児に直結することに。
リアルなお金の話、それに対して取りうる策と、仕事や生き方について考えるきっかけになりました。
国際バカロレアや各種奨学金、デュアルディグリー制度などについては必要時に追加で調べ掲載します。
ここにまとまった情報が、海外キャリアを目指すどこかの子供とその親世代の役に立てば幸いです。
関連記事です。
将来の教育費の支出を含めて、30年分の資産推移シミュレーションをボーナスのたびに行っています。
コメント
当方40代共働きの妻、駐在経験なし。現在子どもは大学生。
子どもの学校の関係で駐在ご家庭とお付き合いが多かったです。
小学校は籍を残して海外いかれる様なところで、高校は帰国子女枠目指して戻ってくるご家庭の多いところだったからだと思いますが。
今から30年後の日本を予想することは難しい。国内情勢も制度もどんどん変わるのでその場その場で対応できる体力&能力づくりの方が急務だと思っています。
子どもの周りを見ていると、順当に本人の生命力(≒能力)どおり。日本の大学にいてもある程度の上位大学にいれば、本人の選択次第でどうにでもなるというか。
短期留学、米国やらドイツ留学、外資就職、国総、院進、それこそIT、採用数人の高所得企業・・
これらは別に私たちの時代だったから出来なかったことではない様な気もします。金融と国内メーカーの神話の様なものは今の子たちは知らない分、フラットに企業選びをしているかもしれませんが。
国内の国立大の統廃合は気になります。個人的には旧帝やそこに近い国立郡と早慶あたりでないと今後享受できるものに差が出てくる気がします。
子どもに関しては海外に行くなら行けば良いとは思うけれども、問題は自分たちの老後。この衰退していく日本のどこで人生終えようか、でも今の感じだと65、70まで元気なうちは働いた方が得策というムード。この5年で老後の考え方まで変わりました。
勿論、組織で働くか、起業やらフリーランスで働くかという問題にもなるのですが。
通りすがりさん、
コメントをいただきありがとうございます。本当に、自分が社会人をやっているここ10数年ですら環境が目まぐるしく変化していて、その先の10年なんてまったく読めない世の中になりましたね。
今後の我が子らの選択に対して、自分の時代の価値観を押し付けることだけはしないように、いまから意識をしています。貴重なコメント、ありがとうございました。