2018年9月9日に受験したTOEICでついに900点の大台を超え955点のスコアを獲得しました。学生時代まわりより少し遅く海外に目覚め、足掛け10年以上かかって30代でようやく英語がある程度モノになりました。
この10年を振り返り、巷にあふれる英語学習方法とは違った視点で自分なりの言語学習のコツを残しておきます。それはテレビを見ないこと、お酒を飲まないこと、三日坊主の3つです。
「○ヶ月で習得!」とか「○○するだけで英語が話せる!」系の学習方法が合わなかった人、始めたけれど習慣化せずやめてしまった人、仕事や家庭で忙しいけれど英語を学びたいという方へ勇気を与えられたら幸いです。
へらじかの英語遍歴
20歳まで:洋楽ブームに乗らず、世界史より日本史、英語は大学受験の勉強だけの典型的ドメスティック人生を送る。
2007年:就職活動中に世間ではどうやらグローバル化が進んでいるらしいと気がつく。海外部門に興味を持ちTOEICを受験するが420点と大学生平均以下だったのでエントリーシートに「受験経験なし」と記載。日系メーカーの国内部門で採用される。
2011年:それまで「いつかは海外駐在へ」と考えてやっていた英語学習を震災を期に「いつかって、いつだよ」と思い直し本腰を入れる。
2013年:海外部門へ異動。このときTOEIC730点、ぎりぎりプレゼンはできても質疑応答やディスカッションができない。
2015年:アメリカへ駐在する。読み書きは比較的問題ないが、会話ができず生きるのに必死。
2018年:日本へ帰任、TOEIC955点を獲得する。誰かの役に立てばと記事を書く。
英語学習のコツはテレビを見ない、お酒を飲まない、三日坊主
TOEICで955点獲得!海外に興味を持ち始めて420点から10年余でようやく到達。振り返ると
・テレビを見ない
・お酒飲まず早起き
・三日坊主になってもまた再開の3つが英語学習の鍵だったなーと
丸ドメ社会人がコツコツ努力して海外人材にたどり着いたことを褒めてもらえたらとても喜びます。 pic.twitter.com/yIHEI9TJ9B
— へらじか@海外マーケ (@moose_fukui) October 3, 2018
英語学習のコツと銘打ちながら全く関係ないことを挙げていると思った方は、正常です。正常ですが、英語学習の本質を見誤っているかもしれません。
受験英語の影響でどうしても「勉強」のイメージが拭いきれないかと思いますが、英語は勉強ではなくトレーニングに近いというのが10年やってきて得た持論です。頭の良し悪しではなく続けることでだんだんと伸びていきます。
使う教材や通うスクールは極論、なんでも良いと自分は思っていて、どれだけ日々の生活の中でトレーニング時間を作れるかが社会人英語の鍵になります。
仕事が忙しい、家庭があり時間がない、それでも時間を作りたい方への超実践的アドバイスがこの3つです。一つずつ解説します。
コツその1 テレビを見ない
一番簡単です。テレビを消しましょう。これだけで時間ができます。
自分は2014年ごろからほとんどテレビを見ていませんが、あまり困ることはありません。気になったドラマだけは録画して見ましたが、バラエティやお笑いの話題についていけなくても人生でたいして損はしないことに気がつきました。
夕飯の支度の最中は子供番組を流し、夕食になったら消し、そのまま翌日までテレビは付けません。
そもそもテレビなんて見てないわ、という方はSNS断ちというのも手です。
隙間時間を何で埋めるか、自分の財産である時間を何に注ぐか、という話です。
コツその2 お酒を飲まない
英語のトレーニングにおすすめの時間帯は朝です。夜にがんばろうと思っても仕事が忙しかったり疲れていたりでコンディションが整わず、少なくとも自分は長続きしませんでした。
4-5時におきると2時間くらいは自分の時間が作れます。そのためには前日21-22時に寝ないと体がもたないので快眠を妨げるお酒は控えるようになりました。
2018年現在、日本ではちょっとした炭酸水ブームなのでビール代わりに飲んでみるのもいいかもしれません。スーパーで安く買えるので家計にもやさしいです。
コツその3 三日坊主を1,000回繰り返す
早起き、禁酒、分かってるけどできないんだという方、安心してください。自分も同じです。
国内の営業系部署にいた時期は特にお客さん対応があったり、期末は遅くまで残業。どうしても避けられない飲み会もあるし、毎日4時起きはできませんでした。
モチベーションも常に一定ではないので毎日英語を続けるのは無理です。言い切りますが、自分を含めた普通の会社員には毎日勉強なんて無理。
だからこそ、続けられないことに落ち込むのではなく「それが当たり前」だと思うことが精神衛生上良いです。実際に自分も何度も英語をやめては戻ってきての繰り返しです。3日以上連続して勉強していた日はほとんどありません。
三日坊主も1,000回繰り返せば10年分くらいにはなります。完全ドメスティックな人でも、その頃には話せるようになっている例がここにいます。
続けるのは難しくやめるほうが簡単
英語習得を心に決めて10年それを維持するには相当強い心が必要です。自分にはそれほど強い心も継続力もたぶん、ありません。
続けることを自分に課すとつらくなります。続けられなかった自分を責めたくなります。
それよりは、いま現在の習慣の何かをやめることの方がずっと簡単です。それはテレビであったりお酒であったり。試しにやめてみると、生まれた時間の多さに驚くと思います。
効率的な学習方法や、教材や、スクールを探すのはそれからでも遅くないかもしれません。
テレビやお酒をやめて早起きするメリットは、英語以外の他のことにも時間を使えること。いま自分は朝ブログを書いたり、資産運用の学習に宛てています。
他の言語や資格の勉強にも時間を使えるので、新しいことを始める前に古い習慣をひとつやめてみるというのはおすすめです。
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